畦道、ワラ葺屋根、そして柿の木・・・日本の秋の風情に欠かせないカキは、日本固有の果物の代表とされていますが、カキの仲間はアフリカ以外の熱帯、亜熱帯に広く分布しており、学名のDiospirosはdios=神、pyros=果実、つまり「神の果実」として知られています。堅い材として有名なコクタン(黒檀)もカキの仲間です。
本州以南に自生し、日当たりがよく、水はけのよい砂質粘土のような重い土の地盤を好みます。庭木として根元をよく踏まれることは、カキにとってよい環境のようです。5月ごろ淡黄の花をつけ、9月から11月に結実、そして紅葉と、四季折々の表情を見せてくれます。
カキの名は、その葉と実の色のアカキ(赤黄)から呼ばれるようになりました。古代ではその渋い実より葉の紅葉を「かきもみぢ」と呼び、賞していたようです。 |