暖かい地方に自生するクスノキは、樹齢数百年にもおよぶ巨樹が各地で知られており、その大きさゆえに天然記念物に指定されることもあります。
とくに大きいものは高さ約30メートル、幹まわりはなんと24メートルにもなり、その存在感は圧巻ですが、ただ大きいだけではありません。古くから神社などに植えられ、人々と深いかかわりをもってきました。防虫剤にする樟脳をとったり、腐りにくさを生かして船を作ったり、仏像・神像を作ったり、建築や家具の材としても利用されたことが古い書物に記されています。
かつてクスノキの木陰では、会議をしたり休息をとったりと人々が集まっていましたが、現在では街路樹としても多く見られ、伊藤忠の東京本社ビルの前にもシンボルツリーとして20本ほど植えられています。 |