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木になるはなし

ドイツトウヒのクリスマスツリー(原宿)
ドイツトウヒのクリスマスツリー(原宿)

ドイツトウヒとモミノキ


学名:Picea excelsa Link(ドイツトウヒ)
学名:Abies firma Sieb. Et Zucc.(モミノキ)

木になるご隠居“林蔵”談義

モミノキのクリスマスツリー(銀座)
モミノキのクリスマスツリー(銀座)
今年も残すところあとわずか。町なかじやクリスマスツリーなんか目につくようになっちゃって。私もツリーを買ってこようかな。
ほう、八つあんもそんなハイカラなことをするのかい。
そりやそうですよ! ちよいとこぶりなモミノキに飾りつけたりして・・・。
ふむ、日本ではモミノキもポピュラーではあるな。
えっ、クリスマスツリーってモミノキ以外にもあるんですか。
そうじゃよ、北米あたりはモミノキじゃが、クリスマスツリーの本場ヨーロッパじやドイツトウヒを使うことが多い。日本では両方使っているようじゃの。
へぇ、そうなんですか。察するところ、ドイツというからには舶来品ですかい?
今日はさえてるねぇ。ご明察のとおり、この木は別名ヨーロッパトウヒといってな、ノルウェーをはじめヨーロッバに広く分布していて英名はNorway Spruceというんじゃ。ドイツでは鉄道の防雪林としてよく使われていたところから、ドイツという名がついたらしい。
日本には明治のころ入ってきて、北海道あたりで防雪林として使われていたようじゃ。もっとも、樹形が美しく整い、下枝が枯れ上がってこないから、近年では庭園木として多用されるようになったがのう。
さすがご隠居は博学だあ。ところでなんでそのドイツトウヒをクリスマスツリーにするんですかねぇ?
うむ、これにはいろいろな説がある。一説には、ドイツでな、樫の木に生け贅を捧げるケルト人の風習を嫌ったキリスト教の宣教師が、かわりにドイツトウヒにわら人形をくくりつけさせたのが始まりであるとかいわれておる。はっきりとはわからんがのう。
まさに“どこのドイツだ!!”ってところですかね。
・・・・・・。

データ
いずれもマツ科の常緑針葉樹。モミノキの枝は上に突っ張っていて直線的な美しさ、一方のドイツトウヒは枝振りはややこんもりとしていて、しなやかさが感じられる。


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