この歌にあるように、紅葉も終盤を迎えた秋の山で、とりわけ美しい紅色を放っていたナナカマドは、その葉を落としたあとに残る赤い実の美しさが特徴的です。
「七竃」と書くその名の由来は、「七回竃(かまど)で焼いても燃え残るほど固い」ということですが、実際にはボウボウとよく燃えるそうです。また、地方によっては、ナナカマドをかまどに入れておくと家が繁盛するといわれているようで、ますますナナ不思議(おそまつ!)。
暖地では実がなりにくく、移植が比較的困難なことなどから本州以南ではあまり見られませんが、北海道では昭和7年ごろ、高山植物採集に興味を持った時の道庁官佐上信一氏が推奨したのが始まりで、庭園樹として植えられるようになったそうです。 |