「三寒四温」というように、暖かい春が来たかと思えばまた冬の寒さに逆戻りと、まだ寒さの残る3月も終わりに近づくころ、暖かい平野部ではレンギョウが黄金色の花をいっせいに咲かせます。それはソメイヨシノ(サクラ)の開花に先行することわずかで、春の讃歌の序曲を奏でているかのようです。
レンギョウは生命力の強い木で、厳しい環境でも育ちます。寒い山里では、5月に入ろうかというころに、この花を見ることができます。
初春に咲く多くの花木は、葉の出る前に花を咲かせるので花が目立ちます。レンギョウも例外でなく、黄色の花を葉の無い細い枝につけるので、街のいたるところで目につきます。
レンギョウは日本では古くから庭木として多く植えられてきたのですが、もともとは中国原産で江戸時代初期に渡来したと伝えられ、中国名を迎春花をいいます。背丈は2〜3メートルとあまり高くはないのですが、素直に枝を良く伸ばすので、ちょうど株ごと生花にしたような黄金一色の感じを受けます。 |